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つくる会の体質を正す会
■注目の種子島経氏の特別寄稿はこちらです。(5月26日掲載)
■騒動の「構図」についての記事はこちらです。(5月10日掲載)
■騒動の「あらすじ」はこちらです。(6月6日掲載)
■「西尾幹二氏の言説の変遷」はこちらです。(6月20日掲載)
■「藤岡氏の八木氏に対する言説の変遷」は、
  (15)(6月14日掲載)、(16)(6月15日掲載)、
  (17)(6月17日掲載)、(18)(6月19日掲載)です。
■「藤岡氏の事務局員に対する文書攻撃」はこちらです。(14)(6月11日掲載)
■西尾氏に対する訂正要求はこちらです。[資料編(1)]
  (5月12日3段目掲載の記事)
■藤岡氏への再質問はこちらです。[顛末記(5)](6月4日掲載)
■鈴木氏の人物については、こちら(5月24日掲載)とこちら(7月5日掲載)です。
■渡辺記者の反論については、こちらです。(5月25日掲載)
■西尾・藤岡両氏の「謀略」の可能性の立証については、こちらです。(7月3日掲載)
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もう一つの「つくる会」顛末記・資料編(15)ー執行部内での八木氏追及関係資料ー
 昨日、新団体の事務所開きがありました。それを知って、多くの方々が喜んでくださっているのを見て大変心強く思いました。ところで、その事務所開きに参加してくださった方々について、個人名や団体名がすでに語られていますが、新団体の趣旨や方針がまだ未発表の段階ではやや時期尚早という気がいたしましたので、僭越ながら削除させていただきました。新団体への期待や希望を述べていただくのは大いに結構かと思いますが、具体的な参加者・協力者につきましては、正式発表があるまで今しばらくお待ちいただきたいと思います。


 このブログをお読みの皆様へ

 「つくる会」騒動についての資料を公開しながら、正直、「もうやめようかな」と思ったことが何度かありました。読者の中にも、「もう分かった。やめてくれ。」という気持ちになっておられる方がおられるのではないかと推察します。
 たしかに、現実に直面することは、時に、残酷で、辛く、悲しく、大きな失望や幻滅、落胆を伴うものです。
 しかし、だからと言って、目を瞑り、耳を塞いで、うずくまっていれば・・、無かったことにすれば・・、見なかったことにすれば・・、忘れてしまえば・・、そうすれば、上手くいくというわけではありません。
 むしろ、私は、現実と徹底的に直面し、闇の壁を見破って、その向こうに光が現れるのを見出すという生き方を選びたいと思います。その光はすでに見えています。それについては、もう間もなく、語るつもりです。
 ですから、もうしばらく、「つくる会」会員の純粋な期待を背に受けながら、私達が避けて通れなかった闇について語ることをお許し下さい。


【解説】

 今日ご紹介する資料は、執行部会の中で、裏切り者扱いされ、孤立してしまった八木氏が、密室の中で追い詰められ、昨年12月15日の「会長声明」を訂正させられるとともに、心ならずも「宮崎弁明書の対する執行部の反論」に署名させられて、1月16日の理事会で読み上げさせられるまでの過程が記録された「執行部内のメーリングリスト」です。

 それにしても、日本の保守界の言論を担っている人々が、自分のちょっとした過ちを認めなくないばかりに、あるいは私的関係にしばられて、確信犯たる西尾・藤岡氏に操られ、過ちに気付いて修正しようと努力しはじめた八木氏に、密室で集団の圧力をかけていく過程は「無惨」としかいいようのないものです。

 とりわけ、藤岡氏の言葉が次第に限度を越えていく過程は、衝撃的かもしれません。しかし、私にとっては、そのことよりも、一般には良識的だと信じられていた他の副会長たちが、自分達が「会長声明」に同意していた事実には頬かむりを決め込み、藤岡氏の言動を制止するどころか、むしろ、同調していく過程の方により大きなショックを受けました。そこには密室やメールの負の側面が見て取れます。


   ☆    ☆    ☆

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Sunday, January 08, 2006 6:44 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00131] 理事宛文書の訂正と追加文書の送付について

八木会長殿

 <A>昨年の12月25日、新宿で行われた執行部の会議において、貴殿は、 昨年12月15日付けで全理事に配布された「会長声明」と「執行部見解」の文言の一部の訂正を約束し、メーリング・リストにて原案を執行部メンバーに送ることになっていました。しかるに、小生は貴殿の書き込みを今か今かと待ち続けましたが、今日(1月8日)に至るも原案の提示がありません。これは明白なサボタージュです。仕方がありませんので、小生が以下に原案をつくりますから、以下の【 】で括った部分をそのままコピーして文書をつくり、週明け早々に事務局経由で全理事に送付して下さい。

 【(1)平成17年12月15日付け「会長声明」のうち、下記の、第4パラグラフの第2文は、事実に反する不適切な内容であるため、削除します。事実 に反するゆえんは、会長である私がこの間の執行部のすべての決定に参加してきたからです。

 「率直に言えば、私の意志とは別にことが始まり、既成事実が積み上げられていく中で、それを動かしがたい事実と捉えてしまい、限られた選択肢の中で、当会の宥和を図ろうとしたことが、かえって問題を長期化・深刻化させてしまったように思います。」

 (2)同じく12月15日付けで配布した、宮崎弁明書及び富樫意見書についての「執行部見解」のうち、次の2点を訂正します。

 ⑤の文中、「宮崎氏の弁明書」のあとに、「恣意や歪曲」を入れる。従って、全文は次の通りとなる。
 「⑤これまで宮崎氏の弁明書の恣意や歪曲に対して沈黙を守ってきたのは混乱を拡大させたくないという配慮だったこと」

 また、「⑥富樫監事の意見書は執行部の見解とは異なるものであり、事実関係にも誤認が見られ、遺憾であること」を、次のように訂正します。

 「⑥富樫監事の意見書は同氏の自主的な判断で出されたもので、執行部とは無関係であること」】


 <B>昨年12月に、執行部と見解を異にすると思われる理事が連名で、以下の三つの要望やら抗議やらを会長あてに提出しています。

 1)12月12日付け、「理事会招集の要望」(内田・勝岡・高池・高森・新田・松浦の6理事による連名の文書)
 2)12月12日付け、「事務局長人事をめぐる執行部対応への抗議及び経過説明等の善処を求める声明」(内田・勝岡・新田・松浦の4理事による連名の文書)
 3)12月19日付け、「理事会議題について」(内田・勝岡・新田・松浦の4理事による連名の文書)

 このうち、八木会長は2)の文書だけを「会長声明」に添付して全理事に送付し、自らの「収集策」の背景的な根拠としていますが、他の文書は全理事には配布しておりません。しかし、これは理事会に関わる重大な提起を会長の恣意によって配布したりしなかったりする情報操作であるといわれても仕方のないやり方であり、著しく公正を欠いております。
 ちなみに、私(藤岡)は、今回の「混乱」の原因は、12月1日以降、会長が理事会を招集するか又は理事会招集のめどを伝えるかして、事態がどうなっているかを理事に説明する責任があるのに、その任務を放棄した不作為に最大の原因があると考えております。従って、上記の1)の「理事会招集の要望」という文書の趣旨には全面的に賛成であり、もし私が事前にこの要望が発出されることを知っていたら私も署名に加わっていたであろうことを申し添えます。
 いずれにせよ、執行部見解と一致しようがそれに反していようが、理事会に関わって会長に提出された文書は速やかに全理事に周知するのが透明で公平なやり方であり、姑息な情報操作はお止めいただきたいと存じます。
 そこで、上記の12月15日付け文書の訂正と併せて、上記の1)と3)の文書も週明けに事務局経由で全理事に送付するよう要求します。

再度確認します。<A>については、【 】内をそのままコピーして文書をつくって下さい。<B>については、私の要求通りに実行して下さい。

 1月8日 藤岡発信

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From: 西尾幹二
Sent: Sunday, January 08, 2006 9:35 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00132] 理事宛文書の訂正と追加文書の送付について

この文書の内容は昨年12月25日に新宿の中華楼外楼での執行部会で、参加した5人が全員合意した見解に基ずくものであり、また、16日の理事会の執行部方針を決定ずける内容を先取りし、かつ今後のつくる会の基本を決める動かせない、重要な方向をきめていて、しかも会長がこの秋にはやくから自ら賛同、主張した趣旨にいささかも矛盾せず、したがって会長がこれに反対するいかなる根拠もみだせないので、当然のこととしてこれを支持します。これに異をとなえる立場が執行部内にあるとは、楼外楼での誓約を考慮すると、到底考えられません。 よってこれを支持します。

                西尾幹二

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From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Sunday, January 08, 2006 10:03 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00133] 12日執行部会議の議題について

執行部各位

■12日執行部会議の議題について

 12日の執行部会議は、16日に行われる理事会の運営について、その内容と形式を決めることが議題となります。これについてメモをつくりましたので、以下の諸点をご確認下さい。

 1)16日の理事会は11月18日の緊急臨時理事会の継続として開かれるものである。従って、議題は「事務局長人事について」であり、その内容は
 ①調査委員会の報告と処分について出された宮崎弁明書や、11月18日理事会に提出された意見書、その理事会でなされた執行部の処分に対する批判的発言などについて、まず、執行部側の反論を展開する。
 ②会員管理問題以外の、宮崎事務局長の事務局長としての資質と言動の問題点についても議論する。その際、採択戦の経過も一つのデータとして取り上げる。
 ③その上で、宮崎事務局長の処遇について執行部の方針を説明する。
というものになる。
 そこで、それらの議題についての準備として、まず、①については、12日ま
でに遠藤・藤岡で【反論文書】を作成する。
 次に、②については、現執行部のみならず、種子島理事、富樫監事など宮崎氏の近くで仕事をともにする機会のあった理事に発言を用意してもらう。
 ③については、12日に執行部としての決定を行う。なお、理事会で議論することは構わないにせよ、本来はこの件は執行部マターであって、理事会の承認は絶対条件ではないことも確認する必要がある。

 2)16日の理事会は、上記のように11月18日の継続であるから、宮崎事務局長はもちろんのこと、他の事務局メンバーも同席できない。ただし、宮崎事務局長についてだけは、むしろ、別室で待機してもらい、議事の一定の段階で同席させて、当人の発言を求めるようにすることも一つの方法である。さらに、11月18日に出席した富樫・平野両監事にも引き続き参加してもらわなければならない。

 3)将来問題が起きることがあるかもしれないので、執行部の責任において、議事を録音する。

 4)理事会に提出する文書資料を確認する。(例えば、経過の日誌、執行部告知など)

1月8日 藤岡発信



  From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Sunday, January 08, 2006 11:31 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00134] 会員管理システムに不具合発生

執行部各位

 1月6日、また、ファイルメーカーの不具合が発生していたことがわかりました。オペレーターの丸山さんからの報告によれば、会員番号1番の会員カードと全く同じものが、最後に入会した会員カードのあとに出来てしまうとのことです。新規入力は1月6日には行っていませんでした。
 実は、以前にも同じ状態が2度は起こっていて、その都度、コンピュートロニクス社から電話で指導を受け、2枚のカードのうちの1枚を消していました。そのときも原因不明で、他のファイルとのつながりがオペレーターにはわからないため、勝手にいじることは不可能であるとのことです。
 事務局の田村氏のルートでコ社にアピールしたが、来週火曜日でなければ対応できないと言われてしまった由です。会員管理システムが、いよいよ危殆に瀕しているという実態がはっきりしてきました。

1月8日          藤岡信勝

     

From: 西尾幹二
Sent: Monday, January 09, 2006 12:18 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00135] 12日執行部会議の議題について

12日の議題についても同様に下記を支持する。ことに事務局人事は慣例上、執行部マターであって、採択の谷間で事務局長の更迭が諮られるのはこれまでもおこなわれ、普通のことである。これまで三回、まったくなにも問題はなかった。 今回だけとりたてて問題になるのは、前の三回とちがって、外部の特殊なネットワークの間接干渉があるためと考えられる。会が外部の見えない力の干渉を受けることに私は危機感をおぼえている。外部の力がどこにあるのか、どの国につながっているのかさえも本当にはわからないからである。今まではすべて人間的信頼にもとずいておこなわれてきた。突如として侵入してきた全共闘まがいの言辞に脅威をおぼえるのは私一人ではないはずだ。そうした勢力の排除を会長ならびに副会長諸氏にもとめたい。

              西尾幹二



From: FUKUDA hayaru
Sent: Monday, January 09, 2006 6:28 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00136] 12日執行部会議の議題について

執行部各位

藤岡さんのML[00131]のAとBの二点、および[00133]の12日の議題について、賛成です。

なお、16日の理事会ですが、事務局長が別室待機、時に応じて意見聴取もしくは 弁明の機会をつくるのは、事務局長ご本人に対してもフェアではないかと愚考します。他の理事の方達も直接事務局長の意見を聞きたいかもしれません。

また、暮れの25日に申し上げましたが、念の為、もう一度以下のこと確認します。

事務局長が理事会に出席するのは飽くまで事務局代表としての陪席です。これは大学の教授会でも私の劇団(財団法人)でも、当然の常識で、教授会や理事会の構成メンバーではありません。さらに明大商学部の場合、教授会の上位にある商学部執行部(内閣)に出席する事務長や事務員も陪席です。事務方が内閣の一員と言ふことは考へられません。従つて、当然のことながら、「つくる会」の執行部会でも、事務局サイドは陪席だと、私は考へてゐます。

12月25日の新宿の会議も、執行部会であり、懇談会ではないといふことです。勿論、議事録作成等のため事務方の陪席は常識ですが、その事務方の、しかも、事務「局長」そのものの資質を議論する席であれば、当該「局長」を外すのは已むを得ざることです。殊に、作為・不作為はさておきその本人が会員の浄財の使途に関し甚だ不透明な態度を取り続けるに到つては、当然の処置と考へます。 以上、蛇足ですが、気になつてゐました。

福田 逸

     

From: 八木秀次
Sent: Monday, January 09, 2006 6:50 PM
To: [執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: RE: [text-decoding][00137] 理事宛文書の訂正と追加文書の送付について


何をそんなに焦っているのでしょうか。理事会開催まで1週間はありますし、事務局の本格的再開は10日(火)からです。前にも言いましたが、事務局が機能しての会長職です。それ以上求められても困ります。

「会長声明」の文言は削除しません。私の真意が伝わるよう以下のように修正します。これは私の名前で出したものですから、私の責任で修正します。

〈私も執行部の一員として執行部の全決定に参加してきた身であり、全責任は私にあることは承知しておりますが、今から振り返れば、私の意志とは別に事務局長人事問題が始まり、そのころ多忙であったこともあって、その後を着いていくのが精一杯であったことを告白しなければなりません。しかし、会長としては執行部内部の宥和を図らねばならず、執行部で積み上げられた手続きを尊重してきましたが、そのことが逆に他の理事からは理解を得にくい性急な結論を導き出したのではないかと考えております。会員管理ソフトの契約に関する宮崎事務局長の落ち度については現在も大いに問題であると考えております。しかし、たとえそれが問題であるとしても、事務局をいきなり執行部管理にしたり、宮崎事務局長を「処分」するのは明らかにいき過ぎであったと今から振り返ってみて反省しております。これらはひとえに私の会長としてのリーダーシップの欠如が招いたものです。)

「執行部見解」ですが、正確に言えば、事務局長は執行部会の一員〈会則第12条)ですから、「執行部見解」なるものは、事務局長が入っていない段階では成立しません。「会長・副会長見解」、あるいは会長・副会長である「理事有志の見解」と言うべきでしょう。これは好むと好まざるとに関わらず、会則上、そうなります。

さて、その中身ですが、「恣意や歪曲」の削除については、12月25日にも言いましたが、12月15日に藤岡先生の了解を得ていたはずです。私個人の見解は、「恣意や歪曲」という部分は今もない方がいいと思っております。私も確かに宮崎文書には「恣意や歪曲」があるといえばあると思いますが、現時点ではそれがどこであるのかを明示していない以上、「恣意や歪曲」は不要と思います。それより何より今は、会全体の宥和を図ることが最重要課題です。なくても文意は通じるのですから、「恣意や歪曲」は不要と考えます。それでもその文言を入れろというのであれば、私の名前は明記できません。
富樫文書の件は、藤岡案の通りとします。

理事からの理事会開催の要望書は、それを受けて理事会を招集したのですから、執行部メンバーでとどめました。議題についての要望も同様です。しかし、なぜ、そのこを今になって、「情報操作」などという言葉で批判されるのでしょうか。藤岡先生も納得されていたのではなかったでしょうか。理事会開催延期の話も皆で話し合って決めたことではなかったでしょうか。

「サボタージュ」だの、ご自分の原案をそのままコピーして文書を作れ、だの、要求どおりに実行しろ、だのという言葉遣いは大人同士の関係として如何かと思います。

   八木秀次

 
From: 八木 秀次
Sent: Monday, January 09, 2006 7:08 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: RE: [text-decoding][00138] 12日執行部会議の議題について

今は会全体の宥和を図るべきと思います。16日の理事会は最終的には総括をする体制を如何に構築するかに議論をもっていくべきです。その前提として、会長・副会長の不手際を認める必要があります。一時、険悪な状態になるかもしれませんが、今はオン・ザ・テーブルでの議論をする必要があると思います。したがって宮崎氏も出席させた方がいいと思います。そしてその後の数ヶ月掛けた総括の後に宮崎氏の事務局長としての適格性を議論するのが筋です。

それから会員管理ソフトの問題で宮崎氏を解任することは法的に無理です。法律を持ち出すなといわれるでしょうが、ここまで問題がこじれた以上、法的問題を無視するわけにはいきません。
藤岡先生の案はお膳をぜんぶひっくり返すようなものです。こんなことをやっていたのでは本当に会が壊れます。私は全面的に反対です。ご再考下さい。

それから、メールの遣り取りは私には時間が掛かりすぎます。これだけの時間を割くことは現時点では無理です。できるだけ直接会っての話し合いを求めます。

   八木秀次

       

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Monday, January 09, 2006 10:15 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00139] 八木会長の訂正文について

八木会長殿

 [00137]の貴信、拝見しました。あなたはとてつもない勘違いをされて いるようです。12月25日の執行部会議で、12月15日の「会長声明」について、あなた以外の4人のメンバーが異口同音に重大な問題点を指摘し、あなたもそれを認めざるを得なくなり、訂正文の案をあなたが書いてこのメーリングリスト(ML)にのせ、執行部のメンバーの合議を経て理事全員に送付するという段取りを決めたのです。ですから、事務局が本格的に始動するのが10日からであるとしても、案文の検討は少なくとも数日前にこのMLでなされていなければならないのです。昨日、しびれを切らした私が言い出さなければ、放置するつもりだったのではありませんか。

 「私の名前で出したものですから、私の責任で修正します」というのも、上記の経過から見て、滅茶苦茶な言い分です。あなたは事実に反する間違った声明を書いたという「前科」があるのですから、他のメンバーの同意を得て文面を決めるのは当然です。25日の決定はそのような趣旨です。このように、一度決めたことを、自分の都合のよいようにずらしていくのは、誠に卑劣です。会長は一つの職務であり、機関であって、あなた個人の恣意で何を書いてもいいわけではありません。

 今回の修正文も、欺瞞と歪曲に充ち満ちています。「私の意志とは別に事務局長人事問題が始まり」という一文を、相変わらず書き込んでいますが、この伝でいくと、あなたの意志で発意したもの以外は、すべて、「私の意志とは別に」始まったと主張していることになります。そうすると、あなた以外の誰も、あなたの意志で始まったのではない問題を考えたり、提起したりすることは認めないという論理になっています。これは、端的に言って、独裁者の主張です。誰がその問題を最初に考え始めたかが問題なのではなく、その問題が正当な手続きにそって執行部で十分議論されたかが問題です。その点で、執行部の議論に瑕疵はなかったはずです。

 宮崎事務局長の件について、「たとえそれが問題であるとしても、事務局をいきなり執行部管理にしたり、宮崎事務局長を『処分』するのは明らかにいき過ぎであったと今から振り返ってみて反省しております」と書いています。しかし、 「事務局の執行部管理」は、他ならぬあなたが言い出したことではありませんか。10月28日の理事会に先立つ執行部会での、あなたの「コーンパイプ」発言を私は鮮やかに覚えています。つまり、マッカーサーが日本の占領統治のため厚木の飛行場にコーンパイプを口にくわえて降り立ったように、事務局を事務局長に任せず執行部が直接管理するというわけです。

 11月12日の執行部会の「処分」もあなたがリードしたと言えるのです。それを今になって、自分は乗り気ではなかったかのようになぜ描き出す必要があるのですか。いや、そうではない、自分も進んでやったことであるからこそ、「反省」していると書いたのだ、と反論されるかもしれません。しかし、その反論は成り立ちません。なぜなら、その直後に、「これらはひとえに私の会長としてのリーダーシップの欠如が招いたものです」と書かれているからです。この流れで 読むと、前のことは、やはり会長は本当は気が進まないままに渋々やったことなのか、と読者は読むように誘導しているのです。

 執行部の内部で誰がどんな主張をしたかは、本当は問題ではありません。どんな決定にせよ執行部は連帯して決定に責任を負わなければなりません。それを、自分だけはいい子だったのだ、本当に悪いのは執行部の他のメンバーなのだ、とあなたの修正文は言っているのです。反対勢力に対して他の執行部メンバーを売り渡しているわけです。こんな修正文を私は絶対に認めません。

「事務局長は執行部会の一員<会則第12条>ですから、『執行部見解』なるものは、事務局長が入っていない段階では成立しません」というのも、驚くべき暴論です。事務局長の位置づけについては、このMLに福田さんが書かれたものが私の見解と一致します。会則第12条には、確かに「会長・副会長・事務局長により執行部会を構成する」と書いてありますが、それでも事務局長が、事務局長という職務の故に会議に陪席するという事の本質に変わりがあるわけではありません。その証拠に、会則でも、会長、副会長は「役員」として位置づけられ、「会長、副会長は理事の中から、理事会の決議によって選任する」<第7条>となっているのに対し、事務局長については、「第5章 補足」の中で「事務局長 は会長が指名し、理事会の承認を受けるものとする」としか規定されていません。事務局長人事は、執行部マターであり、本来理事会の権限ではないという点も、我々の間で確認してきたことです。以上の理由から、会則全体の構成に照らしても、事務局長が会長、副会長と同じ資格において執行部を構成するものであるという、宮崎氏が言い出し、今、八木会長が主張し始めたこの論点は成立しません。まして、当の事務局長の処分が議題になっているのですから、席を外すのは当然です。事務局長の人事を事務局長自身が一票を投じて決定に参加することを想定するなどとは、お笑い草です。いずれも福田発言で言い尽くされていますから、これ以上は述べません。

 宮崎文書に関する「恣意や歪曲」という言葉の取り扱いについてですが、「現時点ではそれがどこであるのかを明示していない以上、『恣意や歪曲』は不要」という、あなたの主張もおかしな話です。短い「執行部見解」のなかにそれを書き込めるはずもなく、執行部側が「沈黙を守っ」た理由を書いている文脈ですから、論理としては「恣意や歪曲」が入らなければならないのです。また、宮崎文書のような卑劣な内容のものを「会全体の宥和」を理由に不問に付すなどとんでもないことです。12月15日に、事務所で私の了解を得ていたはずという言い分も成り立ちません。私は八木さんの意図を了解しただけであり、富樫文書への「遺憾」という言葉を使った評価との相関関係において全体を検討したわけではありません。それに、あの文言は遠藤さんの案であり、削除するならば何よりも遠藤さんの了解を得なければならないはずです。その後、12月25日の執行部会議で復活すべきだという指摘があったのですから、やはりその通りにするのがスジです。

 富樫文書の件は、ご同意いただき、感謝いたします。

「情報操作」についてですが、あなたの会運営は著しく透明性に欠けています。6人の理事が理事会の開催要求をしたという事実は、会長が事態の説明も理事会開催の見通しを理事に与えることもせずに事態を放置したため、みんながじりじりと不満を募らせていた12月中旬ころの状況をよく表しています。また、4理事の議題要求は、会長の、ボクは悪くなかった発言を受けたものであり、これも事態を分析するための重要な情報です。改めて、全理事への配布を求めます。念のため申し上げれば、理事会開催を延期することを遠藤さんと私は提言しましたが、それはあくまで12月1日の理事会に限られます。その後は、私は一貫して、早く理事会を招集するなり、説明をするなりすべきだと主張しました。

いずれにせよ、私の案文をもとに簡潔に修正文を考え直して下さい。お願いします。

1月9日午後10時 藤岡発信

     

From: 西尾幹二
Sent: Tuesday, January 10, 2006 12:24 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00142] いまさら宥和という言葉が使えるか

八木会長殿

会長の藤岡氏への回答のなかに、「会長としては執行部内部の宥和を図らねばな らず」という文言があるが、会長はどうしていまさら「宥和」という言葉を使えるのであろうか。会長は昨年の12月25日より前に、副会長四氏と私に対し必死に説得し、説明し、状況を打開すべく努力し、執行部の意思統一を図る立場ではなかったであろうか。それがあったならいま「宥和」という言葉を使うことも 可能であったろう。

しかるに実際には会長はわれわれ他の執行部メンバーを無視し、言を左右にして逃げ回り、答えず、語らず、みずから主催すべき執行部会をひとごとのごとくに他にゆだね、われわれの要請にさながらいやいやながらの風情で少しだけ応じ、しかも謝罪せず、感謝もせず、「宥和」を図るどころか、あたかも「対立」を密かに期待するがごとき行動であった。

というのは、他の執行部メンバーに完全に秘密裏に、問題の渦中の人物宮崎氏を中国に平然と同行した一件のもつ不可解さだ。ある理事いわく「裁判官が被疑者を料亭につれていったようなもの」と評されるようなことをやってのけたのは、宮崎氏を問責している立場のものへの無神経な挑発であっただけでなく、執行部への裏切りともいうべき行動であった。

加えて反乱の長であり、全共闘まがいの言辞を弄して常識ある他の理事を今度という今度はほんとうに心底驚愕させた内田理事をひとり不用意に年末の事務局の納め会に呼び、「対立」をさながら煽るがごとき行動をくりかえした。何がいまさら「宥和」であろう。「対立」をみずから拡大しておいて、自らの陣営をかため、そのうえで「宥和」をいいだすのは党派的な、あまりに党派的な利益誘導行動であって、底意を疑わずにはおられないものがある。

これはよくある革命政治家の行動パターンである。八木氏はなにを考えておられるのか。なにを画策しておられるのか。意図的ではないか。

あなたはこの会が教科書の会であり、採択を最優先課題においている地味な会であることを知ったうえで行動しているのか。それとも他のなにかのーーそれは何であるかはわからないがーー 目論見があり、手段として会を利用しようとひそかに考えて行動しているのではないか。あなたの一貫した行動にはそうとしか思えないものがある。

われわれの誤解をとくために、あなたは謙虚に全力をあげて説得にあたってきたであろうか。それどころか、そういう努力はつねにせず、いきなり「宥和」という旗をかかげて、すべてをあいまいにして、ご自身の底意を覆い隠そうとしているのではないか。                            
                   西尾幹二

     

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Tuesday, January 10, 2006 3:29 AM
To: [執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00143] 八木コメントへのコメント

八木会長殿

 私の理事会運営方針に対するあなたのコメントを拝読しました。以下は、そのコメントに対する私のコメントです。< >内は八木氏の文章の引用です。

 ①<今は会全体の宥和を図るべきと思います。>
 このしらじらしい「宥和」という言葉については、西尾先生がお書きになっておられますので、西尾先生の書き込みに全く同感であるとだけ申し上げておきます。

 ②<16日の理事会は最終的には総括をする体制を如何に構築するかに議論をもっていくべきです。>
 9月からもう何ヶ月経っていると思いますか。あなた自身は、今までどんな総括を提出されたのですか。採択そのものの精密な総括を問題にするなら、まず採択地区の選定資料を集めることが先決ですが、この活動を推進しているのは私ですよ。「総括」と言い出したのは、宮崎擁護派の理事たちです。それなら、自分が何をしたのか、しなかったのか、まず文書を出すべきですが、多分、誰も16日に持ってくるものはいないでしょう。「総括」の必要があるから宮崎事務局長を留任させよというのは、所詮、宮崎擁護派の戦術に過ぎません。

③<その前提として、会長・副会長の不手際を認める必要があります。>
 あなたがご自分の不手際を認めるのは勝手ですが、副会長の不手際を認めよと言われるのはお断りです。それに、一体、どんな不手際なのですか。

 ④<一時、険悪な状態になるかもしれませんが、今はオン・ザ・テーブルでの議論をする必要があると思います。したがって宮崎氏も出席させた方がいいと思います。そしてその後の数ヶ月掛けた総括の後に宮崎氏の事務局長としての適格性を議論するのが筋です。>
数ヶ月の総括などしなくても、すでに有り余るほどの材料によって、宮崎事務局長の不適格性は自明です。また、私が採択本部長、宮崎氏はその事務局長でもありましたから、二人だけしか知らないことがたくさんあります。それをよいことに、彼は私に責任をかぶせる議論をすることは間違いありません。すでにそういう言動を始めています。水掛け論にして、うやむやにしようというわけです。 その手にのるわけにはいきません。

 ⑤<それから会員管理ソフトの問題で宮崎氏を解任することは法的に無理です。法律を持ち出すなといわれるでしょうが、ここまで問題がこじれた以上、法的問題を無視するわけにはいきません。>
 とんでもないことです。「法的問題」は宮崎氏が会を告訴したら問題になるでしょうが、あなたはそれを奨励しているのですか。そして、それ以外は、法的問題などありません。これを機会に、原則的な点を確認しておきましょう。
1)適切な人事を行う権限は、運動体の当然の前提である。それを否定することは運動体の存在そのものを否定することである。
 2)節目の人事異動には、何の不自然さもない。宮崎氏以前に、節目ごとに3人の事務局長が退任しているが、その際、今回のようなトラブルが起こったことはない。トラブルが起こったのは、宮崎氏が退任を拒否し、理事の中にその応援団が結成されたからである。これ自体が異常である。
 3)事務局長の処遇は本来、理事会マターではない。理事会の承認は必要だが、一人でも不承認の理事がいたら、「理事会不承認」となるのかと言えば、そんなことはない。個々の理事に執行部の決定に対する拒否権などない。

 ⑥<藤岡先生の案はお膳をぜんぶひっくり返すようなものです。こんなことをやっていたのでは本当に会が壊れます。私は全面的に反対です。ご再考下さい。>
 冗談ではありません。私の案は、いままでの経過を踏まえた至極当然のものです。「会が壊れる」というのは、具体的には一部の理事が辞めるかもしれないということですか?会員管理問題についてそれらの人々との認識のギャップがあったことは確かです。それを埋めるために手分けして説得しようと提案したのは私です。あなたはそれに乗らず、事態を放置して反対派を結束させたのは、八木さん、他ならぬあなたですぞ。執行部としてはスジを通して進めるだけで、それでも一部の理事が反対して辞任するというなら、仕方がないことです。

 ⑦<それから、メールの遣り取りは私には時間が掛かりすぎます。これだけの時間を割くことは現時点では無理です。できるだけ直接会っての話し合いを求めます。>
 あなたにとって時間がかかりすぎるだけでなく、誰にとっても時間がかかりすぎるのですよ。自分のことだけおっしゃらないでください。自分を何様だと思っているのですか。あなたが、12月25日の決定通りに粛々とことを進めていれば、お互いによけいな時間を取らなくてすんだのです。原因をつくったのはあな たです。それから、一言いっておきますが、あなたは自ら立候補して会長になったのです。多忙を理由に会長の仕事の手抜きをすることは許されません。16日の理事会の手続きについては、すでに私の案に対して、西尾、福田の両氏から賛意が表されています。遠藤氏は10日に旅行から復帰されるでしょう。16日の理事会の運営方法については、これ以上ネット上での議論は打ち切り、12日、執行部会議でやりましょう。

10日午前3時 藤岡発信

     

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Tuesday, January 10, 2006 1:05 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00144] 訂正文を早く確定して下さい

八木会長殿 執行部各位

ML発信の最終便で、12日に話しましょうと書いたのは、あくまで、16日の理
事会の進め方の問題です。もう一つの、「会長声明」及び「執行部見解」の訂正
文と、未発送2件の理事あての送付は、早急にやってもらわなければなりませ
ん。誤解のないように念のため。

10日午後1時 藤岡発信

     

From: 工藤美代子
Sent: Tuesday, January 10, 2006 1:26 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00145] 遅くなってすみません

執行部の皆様

 私は昨年末の執行部会には出席できませんでしたが、すでに藤岡先生ご提案の内容は了承されていたものと理解しておりました。八木先生のお考えが、ここまで他の執行部の人々と乖離しているのが、少々異様に感じられます。「宥和」は根本的な問題の解決を抜きにしては不可能です。なぜ突然のように宮崎氏解任はできないと会長がおっしゃるかも不可解です。
 12日の執行部会に出席できないのが残念ですが、私は福田先生、藤岡先生のこれまでメールに書かれてきたことを支持いたします。よろしくお願いいたします。

工藤美代子


From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Wednesday, January 11, 2006 6:44 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00146] 福原慎太郎氏への質問状

執行部各位

 事務局勤務員・福原慎太郎氏が、12月15日に行った執行部への侮辱発言について、昨日、同氏あて質問状を送りましたのでご報告いたします。なお、本日、同趣旨の質問を、八木会長の中国旅行に同行した的場大輔、土井郁麿、高橋雄二の3氏にも送る予定です。
福原 慎太郎 様         平成18年1月10日

            新しい歴史教科書をつくる会副会長
                  事務局再建委員会委員
藤 岡 信勝

福原氏の発言についての質問
     (以下 略 ) 

     

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Wednesday, January 11, 2006 6:54 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00147] 八木会長への警告文

八木会長殿

 貴殿は、その後、このMLに何の発言もしておりません。全く不誠実な態度であり、会長としての任務放棄です。12日正午までに、必ず、①私が代筆した案通りの文面で会長声明と執行部見解の訂正文を理事に送ることを承認するか、②または、25日の執行部会議の内容を反映し、同席した他の4人が納得しうる代案をつくってこのMLに提案するか、どちらかの方法で任務を実行してください。さもないと、あなたの任務放棄について、あらゆる手段で責任を追及します。

11日午前7時 藤岡発信

       

From: K.E
Sent: Wednesday, January 11, 2006 9:37 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00148] 昨夜帰りましたが…

皆様

 昨夜帰りましたが、Eメールでのやりとりを拝見し、いささか困惑してゐます。
 詳しくは12日に議論させていただきますが、簡単に四点だけコメントさせていただきます。

 ① 八木会長の修正見解には不服です。理由は前回25日の会合で申し上げたことに尽きます。

 ② 16日の理事会で議論が事務局長の適格性に及ぶのはやむを得ないし、成り行き上当然のことと思ひますが、執行部が提起する主要議題として「事務局長の人事問題」を掲げることには反対です。何故なら事務局長人事は執行部マターであり、理事会で議論するべきことではないからです。11月18日の理事会に諮つたのは、あくまでも、「会員管理システム問題の調査報告と処分」について理事会の承認を得ること――だつた筈です。ところが宮崎弁明書によつて両者が混同され、事情を知らない理事の介入によつて議論が迷走しはじめました。ここにいたつて執行部自らが「事務局長人事」を理事会の主要議題として提起したのでは、これまでわれわれの積み上げてきたことが瓦解します。会の運営上、事務 局長人事については執行部において粛々と処理するといふ建前を崩してはならないと思ひます。

 ③ 上記②とも関連しますが、福田副会長が示された、事務局長たるものは、理事会、執行部会の正式メンバーではなく、あくまでも両会に陪席するといふ前提の確認は、きはめて重要です。宮崎氏であらうとなからうと、仮に事務局長が最高意思決定機関たる理事会、そして執行上の最高機関たる執行部会の正式メンバーであつたならば、実務処理権限と併せて、事務局長に権力が集中し、会の健全な運営が期待できなくなります。会則第12条にある「会長・副会長・事務局長により執行部会を構成する」との文言が、「事務局長は執行部会の正規メン バーである」との解釈をもたらしてゐるとするならば、早急に「会長・副会長により執行部会を構成する。事務局長はこれに陪席する」と、修正すべきでせう。 いささか泥縄ではありますが……。

 ④ 「事務局長陪席」との前提を確認した上で、今回に限り宮崎氏は理事会に出席、適宜発言してもらつたはうがいいと思ひます。ここで小細工を弄すると、また、痛くもない腹を探られることになりかねません。

 以上、思ひつくままに管見を申し上げましたが、詳しくは明日議論させていただきたく存じます。

遠藤浩一


     ────────────────

From: K.E
Sent: Wednesday, January 11, 2006 3:22 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00149] 追伸/遠藤

皆様

 追伸

 先に送りましたものは舌足らずでした。

 議題として「事務局長人事」を掲げるのは不適切ですが、藤岡副会長ご提案の「①調査委員会の報告と処分について出された宮崎弁明書や、11月18日理事会に提出された意見書、その理事会でなされた執行部の処分に対する批判的発言などに対する執行部側の反論」は不可欠ですし、「②会員管理問題以外の、宮崎事務局長の事務局長としての資質と言動の問題点」についても、当然議論されることになるでせう。

 その上で事務局長人事は執行部マターとして、折りを見て粛々と処理すればいいのではありませんか。16日の理事会で急いで提案を出す必要はないと思はれます。

遠藤浩一

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From: 八木 秀次
Sent: Thursday, January 12, 2006 2:44 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: RE: [text-decoding][00150] 八木会長への警告文

「警告文」とは穏やかではありません。
この数日、日々の仕事をぬって、日本青年会議所(JC)との連携を進めるべく動いておりましたので、文書の作成が遅れてしまいました。JCが近代史研究会を設置することになり、昨年の11月に「つくる会」と連携することを検討するようお願いしていたのですが、いよいよそれを進めるべく幹部と会って相談していたということです。
そのような事情ですので悪しからずご了承下さい。

以下に文章案を作成しました。
朝から出掛けるので、詳しくはお目に掛かった上で伺います。

   八木秀次

【(1)平成17年12月15日付け「会長声明」のうち、下記の、第4パラグラフについて、私の真意が分かりかねるとの指摘がありました。そこで以下のように修正します。
〈このように事務局長人事問題が紛糾してしまったことに対しまして、会長として責任を痛感しております。全責任は私にあると思っております。しかし、ことここに至った事情として、初動において私の意志とは別に事務局長人事問題が始まっていたということもありました。私自身、会長として執行部内部の融和を図るべく、執行部で積み上げられた手続きを尊重しようとしてきたことが逆に問題を長期化・深刻化させてしまったようにも思います。これらはひとえに私自身の指導力のなさが招いたことです。会員管理ソフトの契約に関する宮崎事務局長の落ち度については現在も大いに問題であるとの認識に変わりはありません。しかし、事務局の執行部管理や宮崎事務局長の「処分」は、私自身が決定したこととはいえ、明らかにいき過ぎであり、配慮に欠ける行動であったと今から振り返ってみて反省しております。今後は、以上のような反省に立って、会長としてのリーダーシップを発揮して参る所存でおりますので、どうかご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。)〉

【(2)同じく12月15日付けで配布した宮崎弁明書と富樫意見書についての「執行部見解」のうち、次の点を訂正します。
 「⑥富樫監事の意見書は執行部の見解とは異なるものであり、事実関係にも誤認が見られ、遺憾であること」を、次のように訂正します。
 「⑥富樫監事の意見書は同氏の自主的な判断で出されたもので、執行部とは無関係であること」】

 私は「恣意や歪曲」の文言は不要だと思いますが、どうしてもというのであれば、藤岡案に従い、以下の文章を⑥の前に入れても構いません。

【⑤の文中、「宮崎氏の弁明書」のあとに、「恣意や歪曲」を入れる。従って、全文は次の通りとなる。
 「⑤これまで宮崎氏の弁明書の恣意や歪曲に対して沈黙を守ってきたのは混乱を拡大させたくないという配慮だったこと」】

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From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Thursday, January 12, 2006 6:49 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00151] 八木会長の訂正文について

八木会長殿 執行部各位

[150]の八木会長の訂正文は、「執行部見解」については、問題ありません。「恣意や歪曲」は必ず入れて下さい。
 しかし、肝心の会長声明は、相変わらず、「私の意志とは別に」という文言に固執しています。すでにこのMLでのべたように、どんな問題でも誰かが発意するのですから、八木会長の意志とは別に誰かが事務局長人事を進めるべきだと発想しても、何ら問題はありません。すべての問題が八木会長の「意志」から始まらなければならないとしたら、北朝鮮の独裁者のようになります。そうすると、その後の「会長としてのリーダーシップ」という言葉も、実は会長独裁体制の要求または宣言の意味だということになります。
 事務局長人事についての執行部の議論に、手続きとして何ら瑕疵はありませんでした。会長の心中を表明してのいいわけなど出す必要もありません。宮崎事務局長擁護グループに対し、自分は悪くなかったとあくまで責任を回避し、他の執行部メンバーを売り渡す八木会長の訂正文案は認められません。

藤岡信勝

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From: "K.E"
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Sent: Friday, January 13, 2006 8:42 AM
Subject: [text-decoding][00152] 16日の理事会について

皆様

昨日はお疲れさまでした。

 さて、16日の理事会ですが、冒頭の会長声明に関する訂正の後、簡単に一の経緯報告をし、その上で宮崎弁明書への反論をし、議論に移るといふ次第にしたはうがいいと思ひますが、如何でせうか。

遠藤浩一 

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From: "西尾幹二
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Sent: Friday, January 13, 2006 11:37 AM
Subject: Re: [text-decoding][00153] 16日の理事会について

遠藤浩一様
ごくろうさまです。「経過報告」に賛成ですが、それは議長指名の後の議長マターですか、会長の仕事ですか。おふたりで話あって決めておいてください。 

西尾幹二

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From: FUKUDA hayaru
Sent: Friday, January 13, 2006 1:35 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00154] 16日の理事会について

皆様

昨日はお疲れ様でした。

16日の進行について。勿論、会長声明を冒頭に「別扱ひ」でやつてしまふ事でもよろしいのですが、最初に会長が(執行部会の相談の結論として)遠藤さんを議長指名して、会長声明そのものから議長の司会進行といふのは如何ですか?
結論は、西尾先生と同じくお二人のご相談に委ねます。

福田 逸

     ────────────────

From: 工藤美代子
Sent: Friday, January 13, 2006 1:46 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00155] 16日の理事会

執行部の皆様
 昨日は欠席をして申し訳ありませんでした。
理事会の進行に関しましては、もちろん、遠藤先生(が議長だそうですね)と会長にお任せいたします。よろしくお願いいたします。

工藤美代子

     ────────────────

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Friday, January 13, 2006 4:50 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00156] 遠藤副会長ご質問の趣旨

遠藤副会長殿 皆様

 ご質問の趣旨が今ひとつわかりません。私の理解では、冒頭に八木会長が12 日にやったと同じようなことをおっしゃるのでしたね。これ自体が経過報告を含んでいると思いますが、遠藤さんご提案の経過報告は、執行部としてこの間の経過をおさらいし、説明するというもののようです。そういうものは共通理解のため当然あるべきですが、今回の場合、執行部が一体であるとは、まだまだとうてい言えない状況にあると思います。たとえば、八木さんがやる経過報告と私がやる経過報告では、相当の違いがあるでしょう。だから、執行部一体という事実がないのに、一体であるかのようにして会長が経過報告をするのは問題があります。本来、経過報告自体を12日に詰めるべきでしたが、そこまで頭が回らず、時間もありませんでした。そこで、逆提案になりますが、次善の策として、理事会の最初にまず会長が議長を指名し、議長である遠藤さんがなるべく「客観的に」事実経過を説明し、そのあと、会長のあいさつをし、もし質問があれば受け、それから議事に入って、会長声明と執行部見解を訂正し、宮崎弁明書への執行部見解を提示する、という流れがよいのではないかと思います。

 それからもう一つ、宮崎事務局長を同席させるのは合意されましたが、他の事務局員を同席させるのか決めていません。事務局も理事会と同様に一体とは言えない現状にあり、しかも微妙な問題を議論するのですから、特定の事務局員だけを会議の雑務のためとして同席させるのは大問題です。同席させるなら全員をもれなく同席させるべきです。私としては、この際、全員を同席させたほうがよいと思いますが、皆さんのご意見をお伺いします。

藤岡信勝

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From: K.E
Sent: Friday, January 13, 2006 5:14 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00157] 遠藤副会長ご質問の趣旨

皆様

 藤岡副会長のご提案通りで結構と思ひます。

遠藤浩一 

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From: 西尾幹二
Sent: Friday, January 13, 2006 6:02 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00158] 遠藤副会長ご質問の趣旨

執行部各位へ  

 私はむしろこう考えます。執行部が一体になっているかいないかの実質を問う前に、すでに一体になっていて、宮崎処断その他に関して、挑発者側につけいられる隙を見せないように、執行部の見解が分断される危険を回避するような心構えでいるべきではないでしょうか。そのためには誰が全体の口上をのべるべきかはわかりかねますが、執行部一体を演出するうえでもっとも効果的な手順はなにか、という観点からぜひ考えてください。
(以下略)
(西尾)


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From: K.E
Sent: Friday, January 13, 2006 7:35 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00159] 遠藤副会長ご質問の趣旨

西尾先生、皆様

 西尾先生の仰せの通りです。

 そして、そのことと藤岡副会長のご提案は軌を一にすると思はれます。すなはち、小生が、簡潔に事態の推移を(事実の経緯を中心として客観的に)整理してから、八木会長のコメント(および質疑)、宮崎弁明書への反論(および議論)といふ展開にするといふ手順がいいと思ひます。会長声明や弁明書といつた、抜き差しならぬ論点に入る前に、事実に即して事態の推移を整理し、その上で本質に入つていくといふ展開を辿ることによつて、執行部一体の、隙のない有り様といふものを提示できると思ひます。

 小生の提案も、藤岡先生のレスポンスも、西尾先生の助言も、同じところに立
つてゐると思ひます。八木会長は、いかが思はれますか? 

遠藤浩一 

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From: K.E
Sent: Friday, January 13, 2006 8:17 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00160] 追伸

八木会長

(内容略)

遠藤浩一 

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From: FUKUDA hayaru
Sent: Friday, January 13, 2006 10:42 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00161] 16日の進行

皆様

私が[154]で提案した形は、会長声明を「別扱ひ」でやるより、最初から会長指名の下に、遠藤副会長が議事進行し、その中に八木会長の声明訂正も宮崎への反論も含まれることにより、執行部一体化の姿を見せる必要があると考へたからです。
今は執行部一体化の演出が重要で、さうでない姿を見せたが最後、内田理事は付け込んできます。(伊藤氏も宮崎も足元を見ます。)これらの事態は絶対に避けなければいけないし、他の理事の方々にも、一体の姿を見せることは必要ではありませんか?

藤岡先生の事務局員出席の件ですが、全員出席か、宮崎以外は欠席させるか、どちらかでせう。私にはすぐに判断付けかねますが、どちらかといへば、全員出席でせうか。(以下略)

福田 逸

     ────────────────

From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Saturday, January 14, 2006 8:32 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00162] 西尾提案について

皆様

 お考えはわかります。執行部一体を演出するのも確かに一つの行き方です。しかし、もしそうするなら、12日になされたような八木会長の、内情に立ち入った釈明風の冒頭発言はやめるべきです。遠藤副会長の経過報告だけで、内容に入っていったらいかがでしょうか。(以下略)

藤岡

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From: K.E
Sent: Saturday, January 14, 2006 9:12 AM
To: [執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00163] 事務局員の陪席について

皆様

 事務局員については、全員入れるか、全員入れないかのどちらかです。入れる場合も、あくまでも陪席で、発言権がないことが前提です。

遠藤浩一 

     ────────────────

From: 八木 秀次
Sent: Saturday, January 14, 2006 9:13 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: RE: [text-decoding][00164] 西尾提案について

 執行部懇談会でも述べましたが、ここ数日、公私共に多忙のため書き込みができません。昨日も一日出掛けておりました。スケジュールの合間をぬって書き込みます。
 
 理事会の進め方ですが、私が冒頭で挨拶し、「会長声明」を出した経緯を説明した後、その一部訂正(削除)を告げ、口頭で訂正の理由を述べる。質問もあるでしょうから、それに応じ、その後、コンピューター問題に入るに当たって司会として遠藤さんを指名する。それ以降はコンピューター問題の経緯の説明とする、・・・ということで如何でしょうか。
 事務局員の出席は全員とするのがよいと思います。私はそれは自明のことだと思い、会場予約の際に人数の中に入れておりました。 (以下略)

  八木秀次

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From: 八木秀次 [mailto:ya8gi@nifty.com]
Sent: Saturday, January 14, 2006 9:59 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00165] 宮崎弁明書への反論で気にあること

宮崎弁明書への反論文で気になることがあります。
「恣意や歪曲」「論理のすり替え」などの評価に関わる表現はできるだけ避けて、事実を淡々と書く方がよいのではないでしょうか。3月に円満に退職してもらうことを考えるならば、追い込まない方が賢明だと思います。そのことでは懲りたはずです。
将来を構想した際に事務局長して適格ではないという線を強く打ち出さないと元の木阿弥になります。 皆さんのお怒りはよく分かりますが、あまり戦闘姿勢を出すと逆効果だと思うの です。冷静に事実関係の間違いを指摘し、このような意図はなかったということを強調するのが反論の主目的と思います。

以上、出掛ける前、トイレに入っていて気になったものですから。

  八木秀次

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From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Saturday, January 14, 2006 3:40 PM
To: text-decoding@yahoogroups.jp
Subject: [text-decoding][00166] 八木会長の修正要求について

八木会長殿

おあいにく様ですが、十分時間をとって検討した結果ですので、些末な字句の改善は別として、重要なポイントについては、修正要求には応じられません。

藤岡

     ────────────────

From: 八木 秀次
Sent: Saturday, January 14, 2006 5:18 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00167]理事会の進め方と緊急打ち合わせ会の提案


再度出掛けなければならず、時間がないので受信メールを見ないまま書き込みます。

理事会の進め方について執行部内で齟齬があるように思います。

直接会って話したほうがいいように思いますので、つきましては16日(月)4時30分に水道橋グランドホテルのロビーにご集合頂き、打ち合わせ会を開きたいと思います。ご都合をお聞かせ下さい。

詳しくはそこでお話しますが、私は宮崎氏への糾弾の姿勢を示すことは逆効果だという意見です。私はもう懲りました。その意味で宮崎弁明書への「反論」とするのではなく、「宮崎弁明書に対する意見」とするのが妥当と思います。

なお、このようなメールでの意見交換はパソコンに接する時間のある人が議論をどうしてもリードしてしまいます。私のように自宅滞在時間が短い者は議論に加わるのが遅れてしまうのです。お互い忙しい中でもできるだけ直接会って意見交換することが必要だと思います。

これから静岡に出掛け、明日の夜に帰ってきます。

   八木秀次

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From: FUKUDA hayaru
Sent: Saturday, January 14, 2006 9:49 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00168] 理事会の進め方と緊急打ち合わせ会の提案

16日(月)4時~4時30分には水道橋グランドホテルに行けます。

福田 逸

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From: Fujioka Nobukatsu
Sent: Sunday, January 15, 2006 3:32 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00169] タイトルの変更は論外

八木会長殿

 今になってタイトルまで変更せよとは、ふざけるのもいい加減にしなさい。論外です。
 なお、月曜日は八王子で授業ですから、その時間は不可能です。私を除いて執行部の会合をすることはお断りします。

藤岡

     ────────────────

From: "K.E"
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Sent: Sunday, January 15, 2006 10:23 AM
Subject: Re: [text-decoding][00170] 理事会の進め方と緊急打ち合わせ会の提案

小生は5時までには行けますが、藤岡副会長がご無理といふことですね。 どうしますか。

遠藤浩一

     ────────────────

From: "Fujioka Nobukatsu"
To: [執行部メーリングリスト・アドレス]
Sent: Sunday, January 15, 2006 11:32 AM
Subject: Re: [text-decoding][00171] 理事会の進め方と緊急打ち合わせ会の提案

八王子からもどって会場に着くのが、6時ぎりぎりか少し過ぎるくらいです。 宮崎氏への反論文書の内容の修正は論外ですが、議事進行の確認に限る打ち合わせなら、食事をしながら別の場所で6時30分までやることは可能でしょう。ただ、それも12日の結論を大きく変えるような変更には反対です。

藤岡

     ────────────────

From: FUKUDA hayaru
Sent: Sunday, January 15, 2006 1:47 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00172] 理事会の進め方と緊急打ち合わせ会の提案

16日の件。
この際、八木さん、藤岡さんにお任せします。
もし、集まるなら16日当時に携帯に連絡下さい。駆けつけますので。

福田 逸

      ───────────────

From: K.E
Sent: Sunday, January 15, 2006 2:04 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00173] 理事会の進め方と緊急打ち合わせ会の提案

福田副会長と同感です。

 執行部の意思を再確認する上で、明日事前に打ち合はせの時間を持つたはうがいいと思ひますが、それが困難ならば、見解に開きのある八木会長、藤岡副会長でご相談、ご調整下さい。その結論に従ひます。

遠藤浩一

     ────────────────

From: 八木 秀次
Sent: Monday, January 16, 2006 1:15 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00175]泥仕合は避けましょう

今夜、静岡から帰ってきました。

藤岡先生、「反論」をご修正いただけませんでしょうか。ここは曲げてお願いします。刺激的な表現は泥仕合を誘発するだけです。泥仕合となれば、皆が傷つきます。 私はそれを恐れますし、もう懲り懲りです。 それに我々の本当の敵は外にいるのですから、嫌な相手であっても付き合っていくしかないのではないでしょうか。このままの「反論」(私は「見解」とでもするのが適当と思います)ですと、私は会長として名前を連ねることができません。

なお、本日は大学に行きますが、4時30分には私は水道橋グランドホテルに出向いております。
(中略)
会長声明と執行部見解の一部訂正は以下のような文面にしました。

                  平成18年1月16日
平成17年12月15日付「会長声明」および「執行部見解」の一部訂正について
                        
                  新しい歴史教科書をつくる会
                      会長 八木秀次

 (1)平成17年12月15日付け「会長声明」のうち、下記の2点について訂正します。
①第4パラグラフの第1文のうち、「責任を痛快」を「責任を痛感」に訂正。

②第4パラグラフの第2文は削除。
 「率直に言えば、私の意志とは別にことが始まり、既成事実が積み上げられていく中で、それを動かしがたい事実と捉えてしまい、限られた選択肢の中で、当会の宥和を図ろうとしたことが、かえって問題を長期化・深刻化させてしまったように思います。」

 (2)同じく12月15日付けで配布した、宮崎弁明書及び富樫意見書についての「執行部見解」のうち、下記の部分を訂正します。

 「⑥富樫監事の意見書は執行部の見解とは異なるものであり、事実関係にも誤認が見られ、遺憾であること」を「⑥富樫監事の意見書は同氏の自主的な判断で出されたもので、執行部とは無関係であること」と訂正。

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From: K.E
Sent: Monday, January 16, 2006 9:11 AM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00176] 泥仕合は避けましょう

八木会長

 会長の「太陽作戦」は理解できます。

 しかし、「宮崎弁明書への反論」は、12日に、主として会長の要望を反映してオーソライズされたものです。したがつて、現段階では12日の決定が有効です。ご帰宅されてから気が変わられたのかもしれませんが、そのたびに文書を修正してゐたのでは、この種の会議・会合は成立しません。ましてや「このままで会長として名前を連ねることができない」といふのは、会および執行部を束ねる会長の発言としては不適当どころかも異常です。

 12日の会合でも申し上げましたが、宮崎氏およびその周辺に対して融和的にすぎませんか。太陽作戦は結構ですが、譲れない道理を踏み外してまで宥和を急ぐのは、却つて禍根を残します。本日の理事会は、理非曲直を明確にさせることが目的です。八木会長はノイジー・マイノリティーの声を過大に受け止め、泥仕合になることを恐れ、宥和を焦つてをられるやうですが、理非曲直を明らかにしたからといつて、泥仕合になんかなりません。むしろ「臭いものにフタ」をすることが、却つて将来の泥仕合を誘発します。騒ぎ得、ゴネ得を許すやうな会は、的に攻められる前に、必ず自壊します。

 今日は肝を据ゑて、理事会に臨みませう。そして、会長の責任において12日にオーソライズされた文書を堂々と読み上げてください。

 今日の理事会前に、再度会長・副会長の意見集約をしたはうかせベターとは思ひますが、物理的にそれが不可能ならば、12日の決定通りの姿勢で臨むしかありません。藤岡副会長抜きの打ち合わせは、誤解を招きますから、反対です。藤岡副会長が出られない以上、小生も出席しません。

八木会長、どうか、「理不尽な宥和」を焦らないでください。

これから出かけ、夕方、直接理事会に赴きます。

遠藤浩一

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From: "Fujioka Nobukatsu"
Sent: Monday, January 16, 2006 11:06 AM
To: [執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00177] 宮崎弁明書への反論文書について

八木会長殿

 私が書こうと思っていたことを、遠藤副会長が書いて下さいましたので、全く同意見であるとだけ申し上げます。

 八木会長は、すでに当事者能力を失っているのではありませんか。男が(女でも)一度責任をもって認めたことを、あとでひょいひょいと覆すことができると考えているとしたら、もはやあなたは会長職になじみません。

 あなたは、ひょっとして、事前に宮崎氏に執行部の反論文書を見せたのではありませんか。もしそうだとすれば、執行部に対する何度目かの重大な裏切り行為になります。たとえは悪いが、検察が裁判所で行う論告を事前に被告に見せ、その了解の範囲内で文書をまとめようとするようなものです。事実なら、このことだけで、会長は懲戒の対象になります会長は懲戒の対象になります」

 私は12日の会合での皆さんのご意見をすべて反映して、文書を確定しました。会長の意向をおもんぱかって、私の判断で許容範囲の修正であると考え、若干表現をゆるめたところがありますが、本質を変えたところはありません。

 私は今、どうしようもない会長不信に陥っています。反論文書を事前にお渡しすると、改ざんされるのではないかと心配です。私の方でコピーを準備して、直接理事会の会場に持参します。陪席事務員の分も含めて、30部用意します。

 私もこれから八王子に授業に出かけます。

藤岡信勝

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From: 工藤美代子
Sent: Monday, January 16, 2006 11:43 AM
To:つくる会
Subject: [text-decoding][00178] 理事会

執行部の皆様
 仕事で東京を留守にしておりましたため、失礼いたしました。
今日の理事会は12日の執行部会の決定に従って進められたらいかがでしょうか?
当然、反撃は予想されますが、それは一度は通過しなければならないものだと思います。宮崎さんの問題が片付かない限り、前進はないのですから、ここは会長に頑張っていただきたいものです。執行部が、それを支える構図が理想的だと思いますが。
 (中略)
 それでは6時に水道橋へ伺います。

工藤美代子

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From: FUKUDA hayaru
Sent: Monday, January 16, 2006 11:49 A[M
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: Re: [text-decoding][00179] 泥仕合は避けましょう

八木様

遠藤さんの意見に賛成表明。
私達がつめた「反論」に、執行部全員がぶれたり揺らいだりせず対応すれば、宮崎さん再反論は出来ないはずです。さうなつた時、内田さんも自分達が拙速に声明文を出したことを感じるはずです。
どうか、ここは会長として、我々をリードしてゐる位の心意気で自信を持つて、あの《反論》に望んで下さい。ぶれれば泥仕合です。ぶれなければ、このまま収まる可能性が大です。
確信に満ちた態度で臨んでください。期待してゐます。

福田 逸

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From: 西尾幹二
Sent: Monday, January 16, 2006 2:50 PM
To:[執行部メーリングリスト・アドレス]
Subject: [text-decoding][00180] 遠藤さんの立派な「個」としての発言

八木様
私は早めに遠藤さん個人にあててつぎのように書きました。

あなたの今朝の書き込み、立派でした。私はあえて同じ欄に書きません。

八木さんの1昨日の私への電話以降、彼は変です。今後、会長の任に耐えられる人物かどうかかえって昨日、今日、不可解になってきました。

私がDECORDINGに書かないのは、複数者の圧力でない、あなたの「個」の言葉を、八木氏がしっかり、印象深く受け止めてもらいたいからです。
            西尾幹二

 以上ように書いて、あえてことばを控えていましたが、ほかのかたも全員書きましたので、史的書き込みを公開します。12日にあなたはしっかりした人物にみえました。きょうのあなたはとてもたよりなくみえます。悲しいです。 西尾



     

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