つくる会の体質を正す会
■注目の種子島経氏の特別寄稿はこちらです。(5月26日掲載)
■騒動の「構図」についての記事はこちらです。(5月10日掲載)
■騒動の「あらすじ」はこちらです。(6月6日掲載)
■「西尾幹二氏の言説の変遷」はこちらです。(6月20日掲載)
■「藤岡氏の八木氏に対する言説の変遷」は、
  (15)(6月14日掲載)、(16)(6月15日掲載)、
  (17)(6月17日掲載)、(18)(6月19日掲載)です。
■「藤岡氏の事務局員に対する文書攻撃」はこちらです。(14)(6月11日掲載)
■西尾氏に対する訂正要求はこちらです。[資料編(1)]
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■藤岡氏への再質問はこちらです。[顛末記(5)](6月4日掲載)
■鈴木氏の人物については、こちら(5月24日掲載)とこちら(7月5日掲載)です。
■渡辺記者の反論については、こちらです。(5月25日掲載)
■西尾・藤岡両氏の「謀略」の可能性の立証については、こちらです。(7月3日掲載)
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もう一つの「つくる会」顛末記・資料編(8)ー富樫監事文書と事務局員の反論
【解説】

●(資料1)昨年11月28日付「富樫信子監事の各理事宛文書」
 11月18日の理事会での議論に不満を抱いた富樫信子監事が各理事宛に送付した宮崎事務局長や事務局員を非難する文書。藤岡信勝氏でさえ「すさまじい文書」(12月13日の私への電話)と評したほどのもの。
 この富樫氏の見解は、「お伺い」で事務局員たちが心配していたように、後に「懇切な説明、資料提供」(平成18年2月22日の田久保捷三氏、大西裕氏、川又和敏氏、松本謙一氏、河村ユリ子氏、石井竜生氏との面談)という形で理事会外に持ち出されることになりました。
 この文書で、富樫氏は新会員管理ソフト導入時の契約の仕方を盛んに問題にしているのですが、それについては、今年1月の理事会で、内田理事に「あなたはそうおっしゃいますが、その年の会計監査で、貴方は『適正でした』と総会の場で報告したんでしょう。」と指摘されて、二の句がつけませんでした。

 この富樫文書の送付に見られるように、《本人に直接確認することなく、確実な根拠もなく、単なる印象や伝聞で勝手に悪のイメージを創り上げ、それを裏で宣伝して、実状を知らない人々に、特定の人についての固定した先入観を刷り込み、それを既成事実化してしまう》という手法は、西尾・藤岡両氏ならびに彼らを支持する人々に共通するものです。
 そこに透けて見えるのは「同志に対する信頼の薄さと、猜疑心の強さ」「尊敬や感謝の念の少なさと、不満や怒りの充満」「他人の痛みに対する鈍感さと、自分の痛みに対する過敏さ」「加害者意識の希薄さと、被害者意識の過剰」「自己正当化の欲求の強烈さと、他人に対する非寛容」。このアンバランスに私たちは戸惑い続けました。

 私は、この富樫文書送付の背景には西尾氏の意向が働いていたのではないかと推測しています。昨年12月1日、八木氏は西尾氏から「追い出すときは徹底的に侮辱しろ。そうすれば帰ってこなくなる。小林よしのりの時もそうした。神社右翼・宗教右翼を追い出せ」と言われていますが、富樫文書に見られる宮崎氏に対する執拗な非難の出所を推測させるのに十分な発言でしょう。今の時点で富樫文書を読み返してみると、「なるほど、巨大な幻というのはこうやって創られるのか」と感慨深いものがあります。

 富樫氏は、この文書の中で、事務局長に有能な人を得ることの必要性を強調し、宮崎氏ではその任に耐えないと繰り返しています。ところが、西尾氏がほとんど何の審査もせずに次の事務局長候補として連れてきた濱田氏がとてもその任に耐えられる人でないことがあっという間に分ってしまい、昨年の12月1日には西尾・藤岡両氏が濱田氏に「あなたを事務局長にすることはできない」旨を伝えています。濱田氏の月給は新採用としては破格の40万円。彼が3年間勤務すれば総額1560万円となり、新会員管理ソフトの代金(3年半で1000万円)を軽く越えてしまうはずでした。ところが、この西尾名誉会長の独走が会に与えかねなかった損害、それについての西尾氏の責任、これに関して富樫監事が大騒ぎをすることはありませんでした。

 こうしてみると、あれこれと理屈はつけられていますが、富樫監事が言いたかったことは「自分の言うことを聞いてくれない宮崎さんは嫌いだ。辞めてほしい」ということだけだったのではないでしょうか。この女性の感情を西尾氏が巧みに利用した。それは丸山事務員についても同じだった。そんなふうに私は考えています。

 ちなみに、このような文書を理事に配布し、宮崎氏や事務局員、あるいはコンピュートロニクス社に対する歪められた情報を世間に流布させたことについて、富樫氏が彼らに謝罪した事実を私は知りません。また、そうするように、西尾・藤岡両氏が富樫氏に忠告したという話も聞いておりません。


●(資料2)昨年12月6日付「事務局員連名の富樫文書への反論」

 八木氏はこの文書によって「宮崎は事務局員から嫌われている」という西尾・藤岡両氏の主張も嘘であることを知り、「コンピューター問題」に対する疑惑をさらに深めていくことになりました。それは、私も同様でした。

 今年の1月16日の理事会の前のことですが、私は福田逸理事に電話して自分の立場を次のように説明しました。
「事務局員たちの文書を見て、宮崎氏が事務局員から嫌われているという話が嘘だという事が分かりました。一番立場の弱い事務局員たちが、ここまで言うのは余程のことであり、彼らの言い分を十分に聞いてあげなければならないと思います」
 それに対する福田理事の答えは次のようなものでした。
「そういう見方もあるんですね。でも、あれを読んだ時の私は、事務員たちは執行部に反抗的で怪しからん。宮崎氏はちゃんと事務員を統率する能力がない、としか感じませんでした」
 緑の眼鏡をかければ、何でも緑に見えてしまいます。それは本人にとっては、決して嘘偽りではなく、主観的には全く事実なのですが、しかし客観的真実ではありません。このように、先入観を予め刷り込まれることの恐ろしさを、私はこの福田氏との会話で感じました。

 1月16日の理事会では、この資料も含め、事務局員たちの考えを記した資料[他のものについては、やがて紹介します]が配布され、私は「事務局員たちの考えを知るために、彼らが書いた文書を読んでほしい。主旨説明だけでも聞いてほしい」と何度も言ったのですが、認められませんでした。「あぁ、この理事たちにとっては、事務局員などどうでもいい存在なんだ」と、その時つくづく思いました。

*なお、資料については、一部イニシャルにしたり、《》で文書を改めた箇所があります。


       ☆      ☆      ☆

●(資料1)昨年11月28日付「富樫信子監事の各理事宛文書」

新 田  均 先生

 拝啓 枯れ葉舞う季節、一年の経つのは本当に早く、あと数日で師走であります。つくる会の理事の先生方も、益々ご多忙の時期をお迎えと存じます。

 さて、突然ですが、このようなお便りをお出しする失礼を、お許し下さい。
既にご存知の如く、ただ今、つくる会の会員管理ソフトのトラブルとそれに派生した問題が提起されているようですが、当時その件に係わった者として、もう一度、理事の皆様にご説明致したく、別紙の如く筆を取った次第です。

 誠にご多忙の折、厄介な事柄を持ち込みまして申し訳なく存じますが、どうぞ宜しくご検討下さいますようお願い申し上げます。

           平成17年11月28日
                        つくる会
                        監事 富樫信子
☆      ☆      ☆

           平成17年11月28日
つくる会 理事 諸先生

1 はじめに
 私は、平成11年9月に監事に就任して以来、去年の特別募金寄付議案の時に続いて理事会に出るように2回目の召集を受け、去る18日の臨時理事会に出席させて戴きました。

 理事の先生方の白熱した議論をお伺いしていて、初めは口出しするつもりは全くなかったのですが、実態を究明しようとする執行部の先生方の、この何週間ものご努力を傍で拝見していた者として、反対の理事の皆様のご理解と随分の温度差があると実感しまして、あの時つい余計な口出しをしてしまい理事の先生方には、誠に失礼申し上げました。

 しかし臨時理事会の翌日、宮崎事務局長の弁明書を私も初めて拝見致しまして、あえて発言させて戴きたいと考えるに至りました。反対の理事の皆様は、きっと宮崎事務局長の言い分をもっともだと解釈なさったのだと推測致しただけに、一言申し上げたいのです。
 私が事務局の管理の側面から、つぶさに見てきた立場からの解釈を申し上げることが許されるなら、あの宮崎氏の弁明書は、欺瞞に満ちており、宮崎氏の狭い主観的思考の範囲の域をでないのではないかと解釈致しております。

 平成15年1月に会員管理システム問題が発覚致した時も、宮崎事務局長は同じような論調で、私の報告書に対抗して弁明書を理事会に提出致しました。
その弁明書は、自己保身に走るあまりに巧妙な歪曲と主観的な思考に満ちていて、私は、まともに反論する気力もなく、そのようなことに費やす時間ももったいなく、バカバカシイ、事実が明白に語っていると、当時は、無視して捨て置いておりました。
しかし、今回は、前回の轍を踏んではならない、このまま捨て置けないものを感じ、私なりに会員管理ソフトのトラブルに潜む問題点を検討して事情を先生方にご報告する必要を感じた次第です。

2 会員管理システム移行時の取引の総括

 さて、話しが変わりますが、随分前になりますが、豊田商事事件という一時、世間を騒がせた事件がありました。確かお年寄りが悪徳業者に引っか掛って、大損害を蒙るという事件でありましたが、覚えておいででしょうか。
会員管理システム問題の全体像を考える時、私は、ふと豊田商事事件を思い浮かべました。
騙されたお年寄りが宮崎事務局長で、宮崎事務局長の無知に付け込んた悪徳業者がコンピュートロニクス(株)という構図です。
 思い起こせば新会員管理ソフト開発の当初から、すべてが口約束で、契約から完成納入の最後までそうでした。ソフト納入引渡し後にして、初めてソフト購入代価を決め、その間の具体的にとりかわすべき契約書や仕様要求書等の双方の取引確認書がないまま進行して、すべて終わった段階で辻褄合わせに契約書類を作成するというありさまで、通常当然行われるべき事が出来ていませんでした。
 宮崎事務局長は、私の問いに対していつも「信頼してやってもらっている」、「善意でやってもらっている」と二言目には仰いましたが、1000万円に及ぶ高額な投資について、すべてが口約束で進行するという事態は、私には全く信じられませんでした。
当時私は、どんな異常なことか、宮崎事務局長にことばを尽くして説明しましたが、彼は聞く耳を持ちませんでした。コ社側の口実をただ鸚鵡返しに言い張るのみでした。豊田商事事件の被害者の老人と同じと言ったのは、その意味です。

つくる会が、どのような内容のものを発注したか等の契約条件が曖昧なままであるので、果たして完成品が納入されたのか、購入代価の計算根拠が適正なのか、など購入後となっては、もはや明確に確かめようもありません。
 今回の執行部の処理方法として、コンピュートロニクス側に損害賠償責任を問うことが先決だという意見もございます。確かにコ社に損害賠償金を要求すべきとの声が挙がるのも当然です。しかしいざ実際に行動を移すとなると、取引全体像の不明確さによる必要十分な証拠の不存在に加え、コ社の窓口担当者が、つくる会の会員であり、縁故者であるなど厄介な要素が存在して、コ社に対して損害賠償責任を追及するのを、さらに困難な状況にしております。コ社と例え、争ったとしても、多大な労力と時間を要する事、それに見合うだけの成果が得られるすどうか分からず、上記の諸般の状況を考慮すると損害賠償の訴えを起こしたとしても得るところが少なくないように私は思います。

 尚、問題のソフトが元来1000万円という額が妥当であったのか、一番知りたい事ですが、その点については、現在新しいソフトの選定作業を進める中で、見積を依頼している業者の技術者に、件ソフトの開発値段の査定をお伺いしたところ、最高のブランド力のうるN社に発注したとしても350万位ではないかということでした。
また宮崎氏が、現在、会員管理システムの保守管理を、コ社と宮崎氏の友人のA氏(家族会員を増設した時に、「桐」で補完するシステムの作成を依頼した方)の二者に委託している型になっていますが、その宮崎氏の友人であるA氏は、今回のソフトのトラブルで、100万円もあれば、替わりのソフトを作成すると言ったとも伺っております。
どう考えても1000万円は異常に高いのです。

このような観点から考察すると、宮崎事務局長がもう少し、事務局長としての要求される資質があったら、いや、通常の社会的常識さえあったら、元来こんな事件は、第一義的には避けえたでしょう。
無論、監事である私にも責任がないとは言えません。私にも当時のことを振り返って反省する事があるとしたら、それは私が、会の理事の先生方から、私の警告に耳を傾けうるだけの信頼を勝ち得ていなかったということでしょうか。これは、私自身の不徳の致すところであったと、会員管理システム移行問題を改めて総括して自分自身を戒めております。

3 その後の展開と事務局長職の考察

 コ社の新会員管理システム移行後、1年も過ぎない内に、家族会員の新設があり、システムの新たな対応が必要となりました。その時宮崎事務局長は、友人に依頼した「桐」で作成したソフトで対応して、現在コ社との2本立てになっております。高額投資をした割には、早くもシステムが不十分になり、なぜ中、長期展望を考慮に入れることが出来なかったのかと、ここでも投資の有効性に疑問が涌いてきます。

 また、現在問題になっているコ社とのメンテナンストラブルに対する宮崎事務局長の対応は、当時のズサンな対応と、同一線上にあるものです。
宮崎事務局長は、当時も今も会員管理業務の実態を理解する事がなく、コ社の不誠実な対応に悲壮な気持ちに追い詰められ、なんとか誠実に業務を遂行しようとする担当のオペレーターの言い分を聞く事もなく、ただただ、相手の会社の言われるまま、鸚鵡返しに返答するだけで、一体、つくる会側でなくてコ社側の人間の発言かと一瞬、勘違いする程、相手の立場に立ち、このような事務局長の言動は、未だに不可解なのであります。
 彼は失敗からなんら学ぶことなく、同じ愚かな対応をしているように見えます。この件については、執行部の先生方が直接、事情聴取に当たっておられるので、今回はこれ以上触れません。

 さてコンピュータ問題を離れ管理一般に関する事柄を私が事務局長に、口酸っぱく申し上げても、ぬかに釘であり、しまいには、最近の私は、私の方が根負けして、惰性の気楽さの誘惑に負けてしまい、要求される程度の顧問としてのサービスに留めがちになり、最近はこれではいけないと反省致していたところです。
 私でさえ、そんな気持ちになるのですから、日ごろ事務局員各自の職務の範囲が明確でない、傍で見ていて管理統制がとれていない事務局の雰囲気を考慮すると、事務局員のモラールの低下が非情に心配であります。
 大幅な遅刻をする若い男子事務局員に対しては、一言も注意することも出来ず、真面目に仕事をしている女子所員には強く小言を言う、強い者に者が言えず、弱い者にむしろ強く出る感じです。彼は所員に対して事務の明確な支持をしません。所員の能力開発を考えません。一昨年退職した事務局次長のY氏が「史」の編集(編集料*万円)をやりたい意向だからと、言われるまま依頼するのはどんなものでしょう。過去に事務局次長職にあって退職したY氏に対して、韓国後訳、中国語訳の前払金としての支払いを、Y氏の名刺の裏にサインで領収書替わりにする等、事務局長としての宮崎氏の管理能力に多々疑問符がつく事がございます。(過去の内部関係者であるからこそ、きちんとした手続きを経なければならないと私は口酸っぱく言ったのですが、ただ煩がるだけのようでした。)

 事務局長の人格は、微妙に部下である事務局員の士気にも影響します。事務局長が無気力で統率力がなければ、事務局自体の沈滞ムードが蔓延します。このような雰囲気から、私用と公用の区別の認識が希薄になり、ほんのチョットした出来心から、物品費等について公私の混同が起こり、ひれが麻痺して常態化していくという、取替えしのつかない事態が発生することになるという事例を、監査人として過去何度が体験致したことがございます。

 このような言い分は、一般論で会には関係がないとお思いになると存じますが、そのような危うげな雰囲気を私は、残念ながら、最近強く感じ始めております。
それはある男子所員のことで、退職致して今は事務局におりませんが、プリンターを2台購入して、一台は自宅へ配送させ2台分の領収書を会に請求していたのではないかと推測できる事態があったと、義憤に駆られた他の所員の報告を受けたことがあります。私には領収書や請求書があれば、承認するほかはなく、そのような私用分も含まれているということは、小額の金額では発見が困難です。

 元来、人間は弱い存在です。現代の自由な時代に、如何に生きるか、良い自由と悪い自由があると、どこかで西尾先生がお書きでしたが、このような領域は、事務職員の良識に委ねて、良い自由を行使するような組織体制にするしかないのです。
その良い自由を行使するように導くのも事務局長の職務の一つなのであり、事務局を管理統制する能力の重要性は幾ら語っても語り過ぎではないと思います。

 事務局全体の士気は、何度も申し上げますが、事務局長としての良識と人格が大きく影響いたします。
事務局長はじめ事務局の方々は、会がボランティアの会であるので、そんな厳しい事を言っても仕方がないと言う声を良く聞きます。会の創設期のころは、ボランティアであったでしょう。が、現在の事務局員は、一般の民間企業と遜色のない給与を支給されております。ボランティアは、理事、支部の役員及び会員の方達であります。事務局長は、そういう言い方を適当に方便として使っているようにしか、私にはみえません。

 それに、草創期のゆかりの事務局員が居なくなって行くにつれて、残念ながら、会の本来の真摯な志が伝統として引き継がれて行く事もなく、今の事務局は、官僚的、公務員的な、いや、それ以下に成り下がっているように見えます。
厳しいことを申し上げますが、今の事務局は、各自は自分のやりたい仕事だけやり、興味のないもの、やりたくないものは、しないで済ませ、気ままに日々の決まった仕事だけをこなしているように見受けられます。本来必要な規律というものが欠けています。私が観察するところそうとしか見学されないのです。私が今まで担当した他の事業組織で見たことのない規律の喪失状態です。

 明確な業績評価が比較的容易な民間企業に比べ、公益法人やNPO法人で働く事務局員は働く意欲の動機づけが難しいものが確かにあります。それを克服するのが事務局長の仕事ではないでしょうか。
 何度も申し上げますが、事務局長としての人格、管理能力は非常に重要です。
公益法人等の組織体に於いては、非常勤の理事を補佐して事業を有効に導くことに加え、事務局管理という職務があり、言うまでもなく、事務局長席は大変重要な職位であります。事務局長が有効に機能すればこそ、事務局員に権威や権力が発生するのです。
単に事務局長の椅子に権威があるのではなく、そのような機能を果たせる人が、事務局長の職務を全うしていると言えるのではないでしょうか。

 事務局員の職務としての機能の重要性を十分にご配慮の上、どうか今回の問題点をもう一度皆様で、再検討を戴きたくお願い申し上げる次第です。

 僭越ながら、私のような一介の会計士が事務局管理の観点からとは言え、日本の思想界をリードなさる諸先生方に、このような愚考を申し上げる失礼の段、お許し下さい。

つくる会
監事 富樫信子 


●(資料2)昨年12月6日付「事務局員連名の富樫文書への反論」

                             平成17年12月6日
新しい歴史教科書をつくる会
  会長 八木 秀次 様


富樫信子監事が理事諸先生に配布した文書に関する執行部へのお伺い


 いつも温かいご指導、ご教示をたまわりまして誠にありがとうございます。心より感謝を申し上げます。
 さて、平成17年11月28日付けで富樫信子監事が「理事 諸先生」あてに配布した文書について申し上げます。

① 富樫監事の文書を知ることになった経緯

 11月30日朝に勝岡寛次理事より本部事務局に富樫監事の文書に関する問い合わせのFAXがあり、その全文が送られてきました。
 その後、宮正治事務局長から電話があり、これまでコンピューター問題等に関して事務局員のみんなには余計な迷惑がかからないよう極力配慮してきたが、今度の富樫理事が出した文章は単に宮崎を誹謗するだけでなく、他の事務局員をも中傷する文面になっている、これは事務局員の今後の立場はもちろん各人の名誉にも関わる内容であるため、急ぎ事務局全員に配布してほしい、あわせて宮崎が11月18日付けで理事関係者に配布した文書を配布してほしい旨の話がありました。

② 事務局での反応

 そこで富樫監事の文章を的場・土井が見たところ、そこには驚くことに、
「会員管理システム問題の全体像を考える時、私は、ふと豊田商事事件を思い浮かべました。/騙されたお年寄りが宮崎(ママ)事務局長で、宮崎事務局長の無知に付け込んだ悪徳業者がコンピュートロニクス(株)という構図です」
などとあり、旧知のコンピュートロニクス(株)を悪質な犯罪者や詐欺集団と同類よばわりする言葉が見えております(以下、コ社と記す)。
 宮崎事務局長については、「豊田商事事件の被害者の老人と同じ」として犯罪集団に「騙されたお年寄り」に相当するなどとも記されています。
 また、宮崎事務局長以外の他の事務局員についても、
「…残念ながら、会の本来の真摯な志が伝統として引き継がれていく事もなく、今の事務局は、官僚的、公務員的な、いや、それ以下に成り下がっているように見えます。/厳しいことを申し上げますが、今の事務局は、各自は自分がやりたい仕事だけやり、興味のないもの、やりたくないものは、しないで済ませ、気ままに日々の決まった仕事だけをこなしているように見えます。…」
などと、現在の事務局員が自分たちの仕事に対して何の志も自覚もなく、各人が勝手し放題にふるまっているとする文章が見えます。富樫監事は何の根拠も示すことなく、ご自分の印象からなのか、誰かによる特定の情報に基づくものか不明ではありますが、
「官僚的、公務員的な、いや、それ以下に成り下がっているように見えます」
「気ままに日々の決まった仕事だけをこなしているように見えます」
などと事務局員を一方的に非難しています。
 内容的に事務局員個人の問題にまで関わる問題であり、急遽、事務局会議を開いて検討しました。多くの意見が出され、とりあえず八木会長あてに質問と要望の文書を署名入りで出すことで一致しました(濱田事務局次長は文書を出すこと自体には反対しなかったが署名はしない意向を述べ、丸山氏は体調不良でお休み)。

③ 事務局員有志の見解

 富樫監事の文章は常識をふまえた社会人が書く文章とは思えません。根拠を明らかにすることなく人を極端な表現で罵ることは誹謗中傷でしかありません。ましてや、多くの関係者に勝手に配布するなどというのは名誉毀損にも相当する行為であると考えます。
 各事務局員に対して言うべきことがあるならば、事務局員に面と向かって直接言うべきです。本人にじかに言えない話を各理事に文書で言いつけて、広めようとするなど、つくる会の役員にふさわしくない振る舞いです。
 そう考える理由として、以下の諸点を挙げておきます。

イ.根拠が示されていない

 富樫監事は時おり僅かな時間だけ事務局にお見えになり、そこで対応する事務職員も多くて3名ほどでしかありません。なぜ富樫監事はここまでご自分の主観から事務局員全体を厳しく批判できるのでしょうか。
「日ごろ事務局員各自の職務の範囲が明確でない、傍らで見ていて管理統制がとれていない事務局の雰囲気を考慮すると、事務局員のモラールの低下が非常に心配であります」
「彼(宮崎事務局長)は所員に対して職務の明確な指示をしません。所員の能力開発を考えません」
明確な根拠を一切示さず人をここまであからさまに非難できる富樫監事の感覚は不思議でなりません。繰り返しますが、富樫監事は事務局全体について、
「官僚的、公務員的な、いや、それ以下に成り下がっているように見えます」
「各自は自分がやりたい仕事だけやり、興味のないもの、やりたくないものは、しないで済ませ、気ままに日々の決まった仕事だけをこなしているように見受けられます」
などと根拠や証拠を一切あげることなく、「…見えます」「…身受けられます」とのご自分の主観だけで人の仕事ぶりを罵っています。
 果たして「官僚的、公務員的な、いや、それ以下に成り下がっている」、「興味のないもの、やりたくないものは、しないで済ませ」るなどと断定できる何か特別な情報を隠し持っておられるのでしょうか。根拠がない、あるいは事実誤認に基づく偏見により歪曲し誤った情報が広まることはきわめて遺憾です。

ロ.主観的な判断であり、事実に反している

 また、宮崎事務局長が事務局員に対して、
「大幅な遅刻をする若い男子職員に対しては、一言も注意することも出来ず、真面目に仕事をしている女子所員には強く小言を言う、強い者にものが言えず、弱いものにむしろ強く出る感じです」
などと記しているのには、明白に事実に反する内容が含まれています。
 宮崎事務局長は、遅刻するなら理由を述べて出勤できる時刻をきちんと報告しそれを遵守すること、講演会など学習会に参加する場合は直前になって簡略に申し出るのでなく早くから報告すべきことなど、かなり厳しい口調で男性職員に注意していたことを複数の所員が記憶しております。
 「真面目に仕事をしている女子所員には強く小言をいう」などというのも、具体的には何時、どんな場面で、宮崎事務局長がどんな発言をしたことを指しているのか、全く内容が示されていません。「小言」なのか業務についての注意なのか、具体的説明がないならば主観的な判断にすぎず、通常は物事を判断する基準にはなりません。
 「強い者に物が言えず、弱い者にむしろ強く出る感じ」などとも書かれていますが、宮崎事務局が西尾幹二名誉会長と何度も電話で怒鳴り合いをし、藤岡信勝副会長に対しても「それは違います」などと述べて対立するようなやり取りをしばしば起こしていることを、事務局員は直接見聞きして知っております。どのような情報を元にすればこうした偏見が生まれるのか、理解に苦しむところです。

ハ.事務局の現状に対する配慮がない

 これが一会員の無責任な批判ならば我慢して無視もいたしますが、当会役員の名を明記した正式な文章として各理事の方々にゆきわたり、現在の事務局に関して著しく歪んだイメージが持たれてしまうということは、事務局員とって到底耐えられることではありません。
 誤った事務局のイメージが固定化されてしまう前に誰かが声を挙げるしかなかったのです。今回やむなく、「お伺い」の文章を提出せざるをえなかった事情を、どうか執行部の先生方にはご理解たまわりたく存じます。

 富樫理事の文章には、現在、事務局長が長期にわたり不在で何かと困惑することの多いなか、事務局の日々の業務をこなし、会の発展のため努めている事務局員の立場や実情、来年三月には全員一斉に解雇という現在の事務局の置かれている特殊状況などについて、少しの配慮も見られません。
 当会の役員に名を連ねる方として、こういった文章はその人間性を十分に疑わしめるものであり、今後、役員としての重責を担われるとすればわれわれは重大な懸念を表明せざるをえません。

ニ.「豊田商事」記述の危険性

 さらに富樫監事の文章が重大な問題であるのは、この内容が外部の常識ある人々や当会の会員あるいは関係者の耳に入ることになった場合、果たして富樫監事に責任がとれるのかということです。
 とくに、コ社をあの犯罪者集団「豊田商事」と同等扱いした事実が外部に漏れた場合、当会を全面的に信頼し、絶大な支援を下さっている関係者の方々は、つくる会について一体どのように見るでしょうか。コ社のHさん(略)は《有力な支援団体の指導者の方》もつねに気にかけている方であることは周知の事実です。富樫監事の文面にもあるように「損害賠償責任」を追及するにも「必要十分な証拠」が「不存在」という状況なのに、コ社を一方的に「豊田商事」よばわりしていることが関係者に知れたら、大変な怒りを呼ぶであろうことは誰の目にも明らかです。
 つくる会の会計監査の責任者である富樫監事がコ社を「悪徳業者」の「豊田商事」よばわりする文書を各理事に平然と配布し、しかも理事がそれに明確に対処していないことが関係者に伝わるということになれば、当会の存続に関わるほどの重大な危機が将来するであろうことは容易に想像されます。富樫監事がこうした事態への配慮が全くなされておらず、これは不見識かつ無責任というべきです。
 
ホ.守秘義務違反に抵触するおそれ

 コンピューター問題等の諸問題に対する善処は、執行部に一任されているはずです。その執行部が組織した「コンピューター問題調査委員会」のメンバーである富樫監事は執行部もしくは「事務局再建委員会」「コンピューター問題調査委員会」等の了承を得て当該文章を理事諸先生方に配布されたのでしょうか。または、執行部に当該文章配布の許可を下された先生がいらっしゃるのでしょうか。
 もし、いずれにも該当しないのならば、「コンピューター問題調査委員会」等が取り扱っている、きわめてデリケートな問題を富樫監事はいとも安易に委員会外部へ流出させたことになります。こうした情報漏洩に常時神経をつかっている当会や執行部の方針に反する行為ではないでしょうか。監督責任当事者である執行部の先生方のご見解をうかがいたく存じます。

④ 会員管理システムおよびY氏への領収書の件について

 以下は、田村氏が富樫監事の文章に対して記した、会員管理システムおよびY氏への領収書に関する見解なのですが、これには田村氏以外の事務局員有志もその反論に同意しております。


【イ.会員管理システム移行時の取引の総括について

 富樫監の事文書はコンピュートロニクス株式会社(以下、コ社と記す)を「豊田商事事件」として捉えている。これはあまりにも非常識で、失礼である。小職は移行計画と当初のやり取りに関しては門外漢であるが、コ社がどのような会社であり、どのような思いで、その開発を引き受けたかについては11月2日の執行部会による事情聴取で説明したつもりでいます。それ以上に、平成15年1月27日の理事会で富樫監事、宮事務局長双方の詳細な資料による説明と議論がなされ、理事会として承認したと聞いています。
 会員管理業務の詳細を把握していない宮事務局長がその窓口に指名した2人の女性とコ社の仕様が大幅に食い違ったことが、コ社は予想外の工数(人件費)を要し、費用が嵩んでしまったと推定します。
 また、N社など他社の金額を記しているが、これも詳細な内容・仕様がないままであります。重ねて申しますが、非常識な文書であると思いますので外部に出ないように宜しくお願い申し上げますとともに、富樫監事に何らかの注意を喚起していただければと考えます。

ロ.Y氏(略) 韓国語・中国語翻訳着手金の領収書について

 領収書が「名刺の裏に記入したものであった」というのは事実で、私の判断ミスであります。翻訳が完了しました平成17年5月10日には別紙の通り、請求書が起こされ請求書にしたがって6月2日には差額の支払いが完了しております。この規模の事務所であることから、官僚的・形式的に事務を行うこと以上に、効率を重視した小職の判断ミスと言われても仕方ないと甘受します。
 この事務所は、採択が終われば収束すると言われ、いろいろ事務的・基本的なことが後回しにされてきています。富樫監事に指摘されるまでもなく、それらのことは理解しているつもりです。就業規則はない、即ち労働基準法に照らして不適格が多々あります。職員はある場面では非常にムリをしています。ムリを強いられています。そのようなことから、甘いところが出ていないと言えば嘘になります。
 どうぞ、理事会において予算規模を考慮して当事務所の活動内容、必要職員数、職員の役割期待を明確にして頂きたいと思います。基礎資料等を提供することにご協力することはいたします。】


⑤ 執行部への「お伺い」

 われわれ事務局の有志は、富樫監事の配布した文章および文書配布の行為に関する以下の点に関しまして、是非とも執行部の先生方に率直にお答えいただきたく、質問状の形式の「お伺い」を送らせていただいます。

一 富樫監事がコ社を悪質な犯罪者集団「豊田商事」よばわりする文章の配布したことを、重大な問題であると認識しておられますか。つくる会の存続に関わる問題にまで発展する危険性についてどのように認識されていますか。

二 富樫監事の文章は問題であり放置しておけないと認識しておられるならば今後具体的にどのような対応をされるのか、あるいは何かすでに対処をされたのでしょうか。その反対に、放置しておいてとくに問題ないと判断されるならば、その理由はなぜでしょうか。

三 富樫監事が、
「…残念ながら、会の本来の真摯な志が伝統として引き継がれていく事もなく、今の事務局は、官僚的、公務員的な、いや、それ以下に成り下がっているように見えます。/…今の事務局は、各自は自分がやりたい仕事だけやり、興味のないもの、やりたくないものは、しないで済ませ、気ままに日々の決まった仕事だけをこなしているように見受けられます。…」
などと事務局員を批判している内容に関して、執行部の先生方は同意されるのでしょうか。執行部の先生方とは日々の電話連絡や直接お会いしての報告、日報などで事務局員の業務内容を逐一お知らせしておりますが、それらと比較してみても正当な評価であるとお考えになるのでしょうか。

四 富樫監事の文章配布は情報漏洩であり、守秘義務違反に相当するのではないでしょうか。それとも執行部等のどなたかが特別に許可したものなのでしょうか。

五 富樫監事は会計監査の内容から外れた「事務局全体の士気」や事務局員の日々の業務や態度に関する厳しい批判を各理事に勝手に配布しています。しかしながら、そうした権限が会則上、監事にあるのでしょうか。その権限が無いとすれば越権行為であり、職務規定違反ではないですか。理事会や執行部の同意を得ずして事務局の日常に関する自由な意見の表明など監事に許されることなのでしょうか。

六 富樫理事は旧知のコ社を平然と「豊田商事」よばわりしておりますが、その富樫監事がいぜんとして「コンピューター問題調査委員会」の委員を継続されるのでしょうか。監事としての役職を今後も継続されるのでしょうか。それとも執行部として何らかの措置をされるのでしょうか。

七 富樫監事に対して自ら配布した文章の撤回や謝罪などを求める意志が執行部におありでしょうか。執行部にその意志が無いとするならばその理由は一体なぜでしょうか。

八 これらの質問に対していつごろまでにお答えいただけるのでしょうか。

 取り急ぎ作成した文章でまことに恐縮ですが、つくる会の将来と事務局員の名誉に関わる問題であると考えますので、何卒、お答えをたまわりますよう伏して御願いを申し上げます。
 

 新しい歴史教科書をつくる会 事務局員 有志
     
                   署名、捺印
                   (高橋、田村、土井、平岡、福原、的場)

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